【2024年最新】5歳むけの読み聞かせ絵本&Phonics絵本

「フォニックスって良いって聞くけど、どの絵本から始めればいいの?」 「英語の読み聞かせ、いつから始めるのがベスト?」
私も以前は同じような悩みを抱えていました。今回は長年読み聞かせで使用している実際の本の使用感とともにお伝えしていきます。
Phonics絵本を5歳から始めるメリット
音韻認識力が高まる時期
5歳というのは、言語音に対する感受性が最も高まる時期の一つです。この時期にPhonicsを始めることで、英語の音素への自然な気づきが促されます。特に、日本語にない音の区別(例:R/Lの違い)も、この年齢なら柔軟に習得できます。
日本語力との相乗効果
5歳児は、すでに日本語の基礎的な読み書きを習得し始める時期。この時期にPhonicsを導入することで、「文字と音の関係」という概念を両言語で同時に学べます。これは、将来的な読解力向上にも大きく貢献します。
おすすめPhonics絵本3選

1. Peppa Pig Phonics Set
★★★★★(5/5)
特徴:
- 12冊セット
- 各巻20ページ程度
- CVC(子音-母音-子音)パターンを重点的に学習
- 人気キャラクターで親しみやすい
良い点:
- ストーリー性があり、楽しみながら学習できる
- 挿絵が分かりやすく、文脈から意味を推測しやすい

2. Curious George Phonics Set
★★★★☆(4/5)
特徴:
- 12冊セット
- 各巻16ページ
- 基本的な音から段階的に学習
- おさるのジョージの愛らしい挿絵
良い点:
- 絵が可愛い&綺麗
- ストーリーがある
改善点:
- 飽きやすい

3. Is That You, Santa?
★★★★☆(4/5)
特徴:
- 単体の絵本(32ページ)
- クリスマスをテーマにした季節性のある内容
- 基本的な音のパターンを繰り返し使用
良い点:
- 季節に応じた読み聞かせに最適
- リズミカルな文章で読みやすい
改善点:
- 季節性が強いため通年使用は難しい
効果的な読み聞かせのコツ
Phonics絵本の読み聞かせには、通常の絵本とは少し異なるコツがあります。最も重要なのは「繰り返し」の要素です。お子さまが新しい音のパターンを認識し、自然に口をついて出てくるようになるまでには、同じ本を最低でも3回は読む必要があります。「また同じ本?」と思われるかもしれませんが、子どもの脳は繰り返しによって着実に学習を進めていきます。
読み聞かせの際は、音を意識的に強調することも大切です。例えば、”cat”という単語を読む時は、最初の”c”の音をはっきりと発音し、続く”at”の音との組み合わせを意識的に示していきます。そして、読み終わった後に「さっきの”cat”の最初の音は何だった?」といった簡単なクイズを投げかけてみましょう。これにより、お子さまは自然と音素への意識を高めることができます。
ただし、最も重要なのは、すべての活動を楽しみながら行うということです。Phonicsの学習は、決して詰め込みや強制であってはいけません。例えば、物語の中に出てくる動物の鳴き声を一緒に真似してみたり、繰り返し出てくるフレーズを一緒に声に出して読んでみたりすることで、自然と音への興味を引き出すことができます。時には、お子さまが眠そうな様子を見せたり、別の本に興味を示したりすることもあるでしょう。そんな時は、無理に読み進めるのではなく、その日はそこまでにするという柔軟な対応も必要です。
このように、繰り返しと音への意識、そして何より楽しむ気持ちを大切にしながら読み聞かせを続けることで、お子さまは自然とPhonicsの基礎を身につけていくことができます。毎日の読み聞かせを、特別な学習の時間ではなく、親子の大切なコミュニケーションの機会として捉えていただければと思います。